平成10年、夏
目的

亀の島
Turtle Island
タートル・アイランド

turtle1.gif (39092 バイト)

縄文人が日本へ来たころ、最初の人々が北アメリカにもやって来た。何千年が過ぎ、人々はそこに住んでいた動物や土地を描いた物語を作った。これらの人々のほとんどは北アメリカ大陸をみわたす限りの地平線で、大きな亀の甲羅のような土地で、回りを海で囲まれている島と考えていた。

この物語は、チェロキーインディアンの物語をもとに作られています。チェロキーインディアンは北アメリカの南アパラチア地方に住んでいました。彼らは18世紀、19世紀に移住して来たヨーロッパ人も混ざっていました。私の曾祖母はチェロキーインディアンです。私がお話をしている時、一緒にその話の絵を書いてみましょう。最初、画用紙の上に「Turtle Island」と書きましょう。では、お話を始めますよ。

昔、昔、土がなくだれも住む事が出来ませんでした。だから、動物や植物たちは水の中や虹の上に住まなければなりませんでした。では、虹のある色を全部使って、虹を書いてみましょう:red, green, blue, yellow, purple, orange (他の色でもいいよ!)。それから虹の上に自分の好きな動物をいくつか書いてみよう。あなたの好きな動物は南ですか? 「What animal do you like?」と聞いてみましょう。そして、その動物を書いてみましょう。

何びきかの動物たちは、虹の上に暮らす事がいやになり、自分たちの土地が必要だと決めました。げんごうろさんは水の上や水の中を泳ぐ事ができましたので、動物たちはげんごろうさんに土地を見つけてほしいとたのみました。
「げんごろうさん、お願いです。私たちに土地を見つけて下さい。」といました。
I'll try!」げんごろうさんは答えました。
彼は探しに探し、水の下、深く潜りました。けれども、泥しか見つける事が出来ませんでした。彼は、どんどん水の中から泥を運んで来ました。泥は広く遠く広がりました。

虹の上にいた動物たちは、乾いた土地が必要だと分かりましたので、はげたかに土地を見つけるために飛んで欲しいと頼みました。はげたかさんは、泥の土地の上を飛びました。広くて遠い所を探しに探して見ました。はげたかさんがだんだん疲れ、やっと飛んでいるような状態でした。彼の羽が泥の上につきはじめました。そして、その泥が上に跳ね上がり、山となりました。動物たちは、はげたかさんを呼びました。なぜなら、とてもたくさんの山を作りましたし、すでに、彼のはばたきで泥が乾いたからでした。

こうやって、亀の島が誕生しました。さあ、海に囲まれ山のある亀の島を書きましょう。

虹の上の植物と動物たちは、すぐに新しい山のすみかに引っ越しました。けれども、最初山の中で生きていく事は、簡単ではありませんでした。植物や動物たちは山の中で暮らしていく新しい方法がまだ十分ではありませんでした。だから、彼らは神様に、より強く賢くなれるようお祈りしました。神様は祈るだけでなく、七日間ずっと眠らずに目を覚ましている事ができたなら、頼みを聞いてくれる言いました。全ての植物や動物たちは、「がんばります。(I'll try!)」と言いました。しかし、七日間起きている事ができたのは、少ししかいませんでした。ずっと起きていることができた植物や動物は何だと思いますか?

ヒントです:ずっと起きている事ができた植物は、冬でも葉っぱが落ちないで、ついている力をもらいました。その動物たちは、夜でもよく見える力をもらいました。一体、何でしょう?

松、杉、ひいらぎ、そして、月桂樹は冬でも葉っぱをつけています。山猫、ふくろう、そして、モモンガは夜でもよく目が見えます。

他の動物や植物たちは寝てしまったので、悲しみました。それでお坊さんに、もっと暖かくなるよう、太陽を地球に近づけて欲しいと頼みました。最初して見た時、お坊さんはあまりにも太陽を近づけすぎてしまいました。太陽はとても暑いので、ざりがにの背中は真っ赤になってしまいました。それで、ざりがには今でも赤いのです。お坊さんが2度目にして見た時、今あるような位置に太陽が来ました。

亀の島では、七日間は最初の植物や動物にとって、とても重要です。そして今でも、重要です。今でもより強くなるために、大人になる前に一度、若いチェロキーインディアンの男の人たちは、七日間寝ないでいたり、集中していたりしようとしています。あなたは、七日間起きている事ができるとおもいますか?


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